SyntaxError: unterminated string literal の原因と直し方
文字列を開いたクォートと同じ種類で閉じ忘れたときに出るエラーです。シングルクォートとダブルクォートを混在させたときにも起きます。
エラーメッセージの読み方
File "main.py", line 1
main.py- ファイル名
1- 行番号 — Pythonが構文解析を諦めた位置
SyntaxError- エラークラス — 実行前の構文チェックで検出されました
unterminated string literal (detected at line 1)- 内容 — 期待していたもの、または見つけられなかったもの
このエラーが出る典型パターン
パターン1
1 name = "Tom ^ 2 print(name)
File "main.py", line 1
name = "Tom
^
SyntaxError: unterminated string literal (detected at line 1)
文字列は開いたクォートと同じ種類のクォートで閉じる必要があります。閉じ忘れると、どこまでが文字列かPythonは判断できません。
直し方: (空) を " にします。
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パターン2
1 msg = 'hi ^ 2 print(msg)
File "main.py", line 1
msg = 'hi
^
SyntaxError: unterminated string literal (detected at line 1)
シングルクォートで始めた文字列はシングルクォートで閉じます。ダブルクォートと混ぜることはできません。
直し方: (空) を ' にします。
パターン3
1 print("hello ) ^
File "main.py", line 1
print("hello)
^
SyntaxError: unterminated string literal (detected at line 1)
閉じ括弧の前に閉じクォートを忘れると、文字列がそのまま続いていると解釈され、行末や次の記号まで巻き込まれます。
直し方: (空) を " にします。
パターン4
1 data = {"name": "Tom } ^ 2 print(data)
File "main.py", line 1
data = {"name": "Tom}
^
SyntaxError: unterminated string literal (detected at line 1)
辞書の値であっても文字列の閉じクォートは省略できません。閉じ括弧}の前に閉じクォートが必要です。
直し方: (空) を " にします。
パターン5
1 greeting = "Good morning ^ 2 print(greeting)
File "main.py", line 1
greeting = "Good morning
^
SyntaxError: unterminated string literal (detected at line 1)
文字列が長くても規則は同じです。開いたダブルクォートと同じ種類で閉じる必要があります。
直し方: (空) を " にします。
よくある誤解
クォートの種類を途中で変えても閉じられると思われがちですが、開いたときと同じ種類のクォートでなければ文字列は終わりません。
実務での勘所
文字列の中に元々の引用符と同じ種類の文字を含めたい場合や、複数行にまたがる文字列を書きたい場合は、引用符を1個ではなく3個連ねたトリプルクォート("""..."""や'''...''')を使うと、閉じ忘れや引用符の混在という問題自体を避けやすくなります。なお、raw文字列(r"...")はバックスラッシュのエスケープを無効にするだけで、引用符を閉じるルール自体は通常の文字列と同じです。「rを付ければ引用符の扱いも変わる」という誤解は禁物です。